
妊娠中のカフェイン
妊娠中にカフェインを過剰に摂取すると、お腹の赤ちゃんに影響が出て早産や流産するリスクが高まると言われています。
カフェインと言えば、コーヒーをイメージしますが、緑茶や紅茶、ほうじ茶、ウーロン茶にも含まれているので注意が必要です。
カフェインが入っていないお茶は麦茶です。影響が心配なら食事時のお茶を麦茶に替えてみましょう。
妊娠中のカフェインの影響
妊娠中にカフェインを摂取した場合の影響は、どのぐらい摂取したかによって違ってくるようです。
研究では、1日150mg未満摂取の妊婦さんと300mg以上摂取する妊婦さんを比較した場合、カフェインを300mg以上摂取する妊婦さんのほうが流産のリスクが2倍なると報告されています。
これが、一日コーヒー8杯以上飲むとお腹の赤ちゃんに重大な影響を及ぼすとされています。
カフェインを摂取することで胎盤への血流量が減少することが知られていますが、赤ちゃんへ影響すると言う報告と影響はないという報告があり結論は出ていません。
カフェインを毎日大量に摂取すると問題ですが、一日数杯程度なら問題ないとされます。ほっと一息つきたいときに飲むぐらいは影響は考えなくていいようです。
この次は、具体的なカフェイン量とカフェインの作用について詳しく紹介します。まだまだ続きます。

妊娠初期に葉酸を摂取することで、先天性の異常である、「神経管閉鎖障害」のリスクを70%も低減できることが分かっています。
日頃から、十分な量の葉酸を摂取することが大切です。
詳しくは、下記ページで説明しています。読んでみてください。
●妊娠初期に絶対必要な葉酸

赤ちゃんとママの明るい将来のためにも、今すぐ葉酸を摂取するようにしてくださいね。
葉酸サプリの選び方については、失敗しない!葉酸サプリの選び方で解説しています。こちらも併せて読んでみてみてください。
具体的なカフェイン量
色々な飲み物に含まれているカフェイン量を調べました。
・玉露(150mL) 180mg
・コーヒー ドリップ(150mL) 100mg
・インスタントコーヒー(150mL) 65mg
・缶コーヒー ブラック無糖(275mL) 198mg
・ミルク入りコーヒー ペット(500mL) 230mg
・紅茶(150mL) 30mg
・緑茶(150mL) 30mg
・ウーロン茶(150mL) 50mg
・杜仲茶(150mL) 0mg
・麦茶(150mL) 0mg
・ハーブティー 0mg
こやってみると、緑茶に多く入っているのが分かります。普段のお茶は、麦茶か杜仲茶がいいのではないでしょうか。
ハーブティーもカフェイン0ですが、妊娠中飲んだらいけない成分もあるため注意が必要です。
カフェインの作用
カフェインは、飲むことで体に色々な作用を起こすことが知られています。
・中枢神経に作用。
・筋肉に作用。
・心臓に作用。
・利尿作用。
などがあります。
●中枢神経に作用。
カフェインは、中枢神経に作用して眠気や疲労を抑えて運動機能を増幅します。
●筋肉に作用。
筋肉に作用して活動を増幅します。直接作用して筋肉の機能を増幅します。
●心臓に作用。
カフェインは、心臓に作用して血液を力強く押し出す作用があります。
●利尿作用。
腎臓の血管が拡張されて尿の生成が増幅されます。
カフェインは適度に取るとプラスになりますが、過剰摂取すると精神興奮、不穏、眠れない、脈が速くなるなどの症状が出ますので注意しましょう。
妊娠中のカフェイン摂取は、過度に心配することはありませんが、一日数杯程度で収めるように工夫していきましょう。カフェインフリーの飲み物にチェンジすることも対策の一つです。
この他、妊娠中の食事と必要な栄養素全般については妊娠中の食事と必要な栄養素で、妊娠中の注意点は、妊娠中の注意点で紹介しています。
妊娠したい人向けの話題は妊娠したいでまとめました。読んでみてください。
妊娠では、妊娠したい人や妊娠初期の人に向けた情報がたくさんあります。参考にしてください。