
妊娠中の食生活
妊娠中の食生活は、ママとお腹の赤ちゃんの健康を考えて、栄養面に気を遣いバランスの取れた食事になるように改善していきましょう。
特に妊娠初期には、葉酸を必要量摂取することが大切です。

妊娠初期に葉酸を摂取することで、先天性の異常である、「神経管閉鎖障害」のリスクを70%も低減できることが分かっています。
日頃から、十分な量の葉酸を摂取することが大切です。
詳しくは、下記ページで説明しています。読んでみてください。
●妊娠初期に絶対必要な葉酸

赤ちゃんとママの明るい将来のためにも、今すぐ葉酸を摂取するようにしてくださいね。
葉酸サプリの選び方については、失敗しない!葉酸サプリの選び方で解説しています。こちらも併せて読んでみてみてください。
妊娠中に食べてはいけないもの
妊娠中は、食べてはいけないものがあります。これらの食べ物を食べるとママや赤ちゃんに影響が出ることがあります。食事のメニューを考えるときは気をつけてみましょう。
■妊娠中は食べてはいけないもの
・ウナギやレバー。
・マグロや金目鯛。
・ひじき。
・チーズや生ハム。
・刺身、生もの
これらの食べ物は、妊娠中に摂取するのを控えるようにしてください。
この次は、妊娠中に控える食べ物を詳しく紹介します。まだまだ続きます。
妊娠中に控える食べ物
妊娠中に控える食べ物として、ウナギやレバー、マグロや金目鯛、ひじき、チーズや生ハム、刺身や生ものがあります。
●ウナギやレバー
ウナギやレバーには、動物性のビタミンが多く含まれています。妊娠中に動物性のビタミンAを過剰摂取すると、お腹の赤ちゃんに影響が出る可能性があることが分かっています。
ウナギやレバーは、栄養豊富ですが過剰摂取はいけません。レバーも鉄分が多いので、毎日でも良さそうですが過剰になるので食べるのを控えたほうがいいでしょう。
●マグロや金目鯛
マグロや金目鯛といった回遊魚は、食物連鎖の上位に位置していて、必然的にメチル水銀が多く蓄積されていることが分かっています。
魚は、良質なタンパク質やDHAなど含んでいますが、食べると水銀の影響が心配になるので食べないほうがいいでしょう。
マグロや金目鯛は、1週間に食べる量が決まっています。食事を厳重に管理できるなら食べられないこともないようです。
●ひじき
ひじきには、無機ヒ素が含まれていることが分かりました。英国では、食べないように勧告も出ています。
1週間に小鉢1個程度なら問題ないとされますが、食べないほうが無難です。
●チーズや生ハム
チーズや生ハム、スモークサーモンといった生や燻製には、リステリア菌が付着している場合があります。
妊婦さんがリステリア菌に感染すると、流産や早産になるリスクが高くなります。また、お腹の赤ちゃんが髄膜炎や敗血症といった重症になる可能性があります。
リステリア菌は、自然界に広く分布しており感染するリスクもあります。ミートパテやコールスローなど調理済みの製品にも付着していることがあります。
購入した食品は、早めに食べるようにして、中心部まで十分に加熱してから食べるようにしましょう。
●刺身や生もの
刺身や生もの食べると、食中毒のリスクが高くなります。また、サバのアニサキスなど寄生虫などが心配です。妊娠中は、なるべく刺身や生ものを控えるようにしましょう。
妊娠中の食生活は、鉄分やカルシウム、葉酸やビタミン類などをバランスよく食べることが大切です。できれば、自宅で調理して栄養のある食事になるように工夫していきましょう。
妊娠中の塩分
妊娠中に塩分を取り過ぎると、妊娠高血圧症候群や体のむくみの原因となるので、なるべく塩分を減らすように工夫していきましょう。薄い味付けに慣れるようにします。
外食やコンビニ弁当は、味付けが濃いものが多く塩分量も高い傾向にあります。もし、妊娠中に外食をするなら、メニューに塩分量が表示されてるものがあるので参考にするといいでしょう。
妊娠中に減塩するコツは、調理量を減らす、薬味やハーブを使う、スープは少なめで具たくさんに、乾物は一度湯がいてから、カレーや山椒も使う、レモンや酢を調味料にするなど工夫することで減らすことができます。
妊娠中の塩分摂取量1日当たり10gです。妊娠高血圧症候群の妊婦さんは7~8gを目標とします。意識して頑張りすぎないように塩分を減らす工夫をしましょう。詳しくは、妊娠中の塩分で説明しています。
この他、妊娠中での注意点などは妊娠中の注意点で、妊娠したい人向けの話題は妊娠したいでまとめています。
妊娠では、妊娠したい人や妊娠初期の人に向けた情報がたくさんあります。参考にしてください。