
妊娠中期の吐き気
妊娠中期の吐き気は、妊娠中に分泌されるホルモンとお腹の大きさが関係していると言われます。また、つわりが明けずにそのまま続いている人もいるようです。
妊娠による吐き気は、生理的なものなので、頑張って乗り切るしかありません。少しでも吐き気やムカムカを抑えて、体調を良くすることを考えていきましょう。
妊娠中期の吐き気の原因
妊娠中期に吐き気がある原因は、黄体ホルモン(プロゲステロン)の作用と子宮が大きくなって物理的に胃を圧迫することが原因と考えられています。
また、妊娠初期のつわりが治まらずに吐き気が続くこともあります。妊娠中の便秘が関係していることも。
このムカムカや吐き気は、生理的な現象なので自分で対策して乗り切るしかありません。
次は、妊娠中期の吐き気対策と解消法を詳しく紹介します。まだまだ続きます。
妊娠中期の吐き気解消法
吐き気を和らげる方法として
・食事を少量ずつ数回に分けて食べる。
・便秘を解消する。
・臭いがキツイところへ行かない。
・のぼせに気をつける。
上記のような吐き気対策があります。
●食事を少量ずつ数回に分けて食べる。
1回に多くの食事を摂ると、ムカムカや吐き気が増長されます。食事は数回に分けて少量を食べるようにしましょう。
おかずの味付けが濃いと吐き気がするので適量の味付けで料理するようにします。この時期から、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病のリスクが高まってくるため、塩分や糖分の取り過ぎには十分に注意していきましょう。
●便秘を解消する。
ムカムカや吐き気は、便秘からくることもあります。特に、妊娠中は便秘になりやすいので食生活を改善して便秘を解消するようにしましょう。
キャベツやバナナ、ワカメなどがおすすめです。
●臭いがキツイところへ行かない。
鮮魚店やスーパーの総菜コーナーなど、魚やおかずの匂いで吐き気が大きくなることもあります。できるだけ、匂いが強いところは近づかないようにしましょう。
どうしても行かなければならないときは、家族に頼むかマスクを付けて行くようにします。
●のぼせに気をつける。
妊娠中に必要以上に体を温めると、ママだけでなくお腹の赤ちゃんにもよくありません。また、体が温まることで吐き気も大きくなるので、温まりすぎるのはやめるようにしましょう。
それでも吐き気が治まらないときは
色々な解消法を試してみても吐き気が治まらないときは、産婦人科へ行って薬を処方してもらいましょう。
吐き気を和らげる薬として、六君子湯、小半夏加茯苓湯、半夏厚朴湯などの漢方が処方されることがあります。産婦人科の医師と相談してみてください。
あまりに吐き気が強い場合は、他の病気も考えられます。もしかしたら、内科や外科の病気の可能性もあります。医師に症状を詳しく伝えるようにしてください。
このように、妊娠中期の吐き気は自分で対策をして乗り切ることが大切です。色々な解消法を試して自分にあったものを探してみてください。
この後、妊娠後期(妊娠7ヶ月ぐらい)から第二のつわりと呼ばれるムカムカや吐き気が出てくることがあります。辛い時期が続きますが、出産すれば治まってきますので、頑張って乗り越えるようにしましょう。
この他、妊娠中期の注意点は、妊娠中期の注意点で、妊娠したい人向けの話題は妊娠したいで紹介しています。
妊娠では、妊娠したい人や妊娠初期の人に向けた情報がたくさんあります。参考にしてください。