
妊娠中に食欲が増す?
妊娠中に食欲が増すことがあって、つい食べ過ぎて困ってしまうこともあると思います。
食べつわり明けで、そのまま食欲増進が続いて食べすぎが止まらないことも。
妊娠中の必要以上の体重増加は、様々なリスクを高めることになります。食べ過ぎには注意して、適正な体重になることを心がけましょう。
妊娠中の食欲がとまらないとき
妊娠中の食欲がとまらないときは、生活の中で工夫をして食欲を抑えるようにしましょう。
甘いものやお菓子ばかり食べていると、妊娠糖尿病のリスクが大きくなります。注意してください。
■食欲が止まらないとき
・食事はゆっくり、良く噛んで。
・規則正しく1日3食食べる。
・野菜から食べ始める。
・寒天やゼリーを食べる。
・おからクッキーを食べる。
・無糖ヨーグルトにシリアル。
・お菓子の買い置きはしない。
このような食事にして、止まらない食欲を抑えていくようにしましょう。
次は、具体的な説明と注意事項について紹介します。まだ続きます。
妊娠中の食欲を抑えるには
妊娠中の食欲を抑えるには、いくつかの方法があります。
●食事はゆっくり、良く噛んで。
急いでごはんを食べてしまうと、血糖値が急激に上がってしましい、インシュリンが分泌されるころには血糖値が下がり空腹感が出る悪循環になります。
食事はゆっくり時間を掛けて食べ、良く噛むようにしましょう。良く噛むことで唾液が分泌され消化もよくなります。
一口で噛む回数は30回を目標にします。これは、肥満解消療法である「咀嚼(そしゃく)法」に取り入れている方法で、良く噛むことで素材の味も分かるようになって口数を増やすこともできます。
主食のごはんを玄米ごはんに変えるものいいですね。自然に良く噛むようになって便秘の解消にもなります。
●規則正しく1日3食食べる。
ダラダラと食事をしていると、際限なく食べてしまうことになります。
食事は、1日3食同じ時間帯にきちんと食べるのが鉄則です。朝食を抜いたり、間食はなるべく避けるようにしましょう。
●野菜から食べ始める。
食事をするときは、野菜から食べ始めるようにします。良く噛んで食べると、野菜の甘みを味わうことができて食欲も抑えることができます。
妊婦さんの中には、おやつにキャベツを食べている人もいました。キャベツは、食物繊維も多く含まれているので便秘解消にもなるので一石二鳥ですね。
●寒天やゼリーを食べる。
妊娠中に食欲が増すときは、自分で寒天やゼリーを作って食べている妊婦さんも多くいます。牛乳を入れたり、きな粉をかけたりと糖分を抑えたものが人気です。
寒天やゼリーにジュースを入れると、糖分を取り過ぎることになるので注意が必要です。
寒天には水溶性食物繊維が含まれているので、便秘解消になりますね。
●おからクッキーを食べる。
おからクッキーは、少し食べただけでも満腹感を得られるクッキーです。おからを使ってドリアのごはんの代わりにしている妊婦さんもいます。
食欲が増してどうしようもないときは、おやつをおからクッキーにするのもいいでしょう。
●無糖ヨーグルトにシリアル。
砂糖の入っていないヨーグルトにシリアルやグラノーラを入れて食べると、満足感もあり便秘対策にもなります。
ヨーグルトが好きな人は試してみるものいいかもしれません。
●お菓子の買い置きはしない。
手元にお菓子があると、つい手を伸ばしてしまうことになります。できるだけ、お菓子の買い置きは控えるようにしましょう。
どうしても、お菓子が食べたくなったら歩いて今日食べる分だけを買いに行くようにしましょう。
間食するときの注意点
常にお腹が空いてしまうので、どうしても食べたいときがあります。
たくさん食べるのはいけませんが、少量を少しずつ食べるようにしましょう。
おやつを食べる際には、ちょっとした注意点があります。
・お菓子や甘いものには常習性
・果物にも糖分があるので注意
・塩分は控える むくみ対策
甘いものを食べるのは控え、寒天やゼリーを食べるようにしましょう。
果物はビタミンも豊富ですが、糖分も多くあります。食べ過ぎには注意してください。
塩分を取り過ぎると、体がむくんできます。妊娠中の塩分は控えるようにしましょう。塩分の取りすぎは、妊娠高血圧症候群のリスクを高めますので注意してください。
妊娠中に食欲が増すと、つい食べ過ぎてしまいますが、過度な体重増加を避けるために食べ過ぎには注意していきましょう。
妊娠中の体重増加は、7~12kgが適正と言われています。この範囲に収まるように体重を管理していきましょう。
この他、妊娠中の注意点については妊娠中の注意点で、妊娠したい人向けの話題は妊娠したいで詳しく紹介しています。読んでみてください。
妊娠では、妊娠したい人や妊娠初期の人に向けた情報がたくさんあります。参考にしてください。