
食べつわり
食べつわりは、ずっと食べていないと気持ちが悪くなる悪阻の症状の一つです。
妊娠初期には、食べられなくなるつわりもありますが、食べつわりになる人も多いようです。食欲増進が続き、妊娠中期~後期まで食欲が増してしまう人もいます。
妊娠中の必要以上の体重増加は、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病のリスクが高くなるので、しっかりと体重管理を行っていきましょう。
食べつわりの症状
食べつわりの症状としていくつかあります。
■主な食べつわりの症状
・常に食べていないとムカムカ。
・満腹にならないと治まらない。
・食べつわりと吐きつわりが一緒に。
・いくら食べてもスッキリしない。
食べつわりの症状は空腹になってくると出てくるものが多いです。詳しくは食べつわりの症状でまとめました。
次は、妊婦さんの食べつわり対策について紹介します。まだまだ続きます。
食べつわり対策
妊娠中のつわりは、「食べられるときに食べれるものを食べる」ことが基本ですが、食べつわりの場合はいかにして食欲を抑えるかが大切になってきます。
過度な体重増加を避けるために、食べつわり対策をきちんと行っていきましょう。
■今からできる!食べつわり対策
・良く噛んで食べる。
・飲み物を飲む。
・ノンシュガーガムを噛む。
・こんにゃくゼリーを食べる。
・おからを使う。
・飴で紛らわせる。
・バニラエッセンスを嗅ぐ。
・無果糖のヨーグルトにグラノーラ
・フルーツの食べ過ぎには注意!
このような、食べつわり対策があります。
●良く噛んで食べる。
現代人は、食事中に噛む回数が少なく丸呑みしていることが多いそうです。弥生時代には、1回の食事あたり3990回噛んでいたそうですが、今では620回しか噛まなくなっています。
良く噛んで食べることで、満腹感を得ることもできて消化にもいいので、食事は良く噛んで食べるようにしましょう。
●飲み物を飲む。
食べつわりで空腹感を感じたときに、カフェインの入っていない飲み物を飲むと食欲を抑えることができます。
お腹が空いたなと思ったら、暖かい飲み物を飲むようにしましょう。
●ノンシュガーガムを噛む。
どうしても食べたい気持ちがおさまらないときは、砂糖の入っていないノンシュガーガムを噛むと気持ちが落ち着きます。
だだし、食べ過ぎると下痢になることもあるので注意してください。
●こんにゃくゼリーを食べる。
お腹がすいたら、一口サイズのこんにゃくゼリーをパクッと食べると空腹感が抑えられます。便秘対策にもなるので、一石二鳥ですね。
●おからを使う。
おからは、カロリーも低く色々な料理に使うことができます。特におからクッキーは、少量でも満腹感を感じることができて食べつわり向けの食べ物です。
●飴で紛らわせる。
寝起きなど、ムカムカにしたときに飴を食べると気分が落ち着きます。ゼロカロリーのレモン味がおすすめです。飴は血糖値が上がるので満足感もあるのでつわり対策として向いています。
しかし、食べ過ぎると糖分の取り過ぎになるので気をつけましょう。
●バニラエッセンスを嗅ぐ。
バニラエッセンスの香りを嗅ぐことで、食欲を抑えると言う方法です。真偽のほどは定かではありませんが、試してみるといいかもしれません。
●無果糖のヨーグルトにグラノーラ
食べつわりには、無糖のヨーグルトにグラノーラ(シリアル)を混ぜたものを食べるのもいいようです。
ヨーグルトには、乳酸菌やオリゴ糖も入っています。グラノーラは、食物繊維が豊富で便秘対策にもなります。
●フルーツの食べ過ぎには注意!
フルーツは口当たりもよく食物繊維も豊富なのでつわりで食べることが多いと思いますが、食べ過ぎには注意するようにしましょう。
フルーツには、糖分が多く含まれているので注意が必要です。

妊娠初期に葉酸を摂取することで、先天性の異常である、「神経管閉鎖障害」のリスクを70%も低減できることが分かっています。
日頃から、十分な量の葉酸を摂取することが大切です。
詳しくは、下記ページで説明しています。読んでみてください。
●妊娠初期に絶対必要な葉酸

赤ちゃんとママの明るい将来のためにも、今すぐ葉酸を摂取するようにしてくださいね。
葉酸サプリの選び方については、失敗しない!葉酸サプリの選び方で解説しています。こちらも併せて読んでみてみてください。
食べつわりで性別が分かる?
食べつわりになると女の子が生まれるという話をよく聞きますが、食べつわりの有無で性別が分かることはないようです。
食べつわりでも、男の子を授かった人も多くいるので都市伝説かもしれません。また、お腹が突き出てきたら男の子、顔つきが優しくなったら音案の子などの迷信がたくさんあります。
性別に関わるどの迷信にも、反対の性別になると言われていて信憑性はないものになっています。
正確な性別を判断するには、産婦人科で超音波検査を受けることです。大体妊娠15週ごろで男の子か女の子か分かるようになります。
医師によって、性別を教えるところと教えないところがあるようなので、自分で知りたい場合は産婦人科の医師に伝えるようにしてみてください。
食べつわりの性別判断の迷信は食べつわりと性別を参照してみてください。
このように、食べつわりは食べ過ぎにならないように注意が必要です。食べつわり対策は、自分に合った方法を試してみてください。
食べつわりと体重増加
食べつわりで体重増加気になる人も多いと思います。ですが、つわりの最中は、食事を抑えるようなことはしないで、安定期に入ってからきちんと体重管理を行っていくようにしましょう。
妊娠中の体重増加は、7~12kgぐらいが適切と言われます。安定期に入ってからこの体重に治まるように体重管理をしていきます。
妊娠中の食べつわり対策として、温野菜や野菜スティックなど野菜中心の食事に改善することやガムや酢昆布を食べて食欲を抑えたりすることがいいようです。
また、もやしを茹でて持ち歩いたりこんにゃくゼリーやプルーン、ドライフルーツを食べたりして満腹感を得る方法もあります。しかし糖分や塩分の取りすぎには注意してください。
この時期は、ハンバーガーやポテト、フライドチキンなどファストフードを食べたくなることがありますが、ファストフードは週1回だけ行くとルールを決めて食べるようにすると体重増加を抑えられるかもしれません。
妊娠中の食べつわり対策は色々あるので試してみてください。詳しくは食べつわりと体重増加で紹介しています。
食べつわりはいつまで?
食べつわりはいつまで続くの?と思うこともありますよね。特に、尋常じゃない食欲が止まらないときは今後の生活に不安を覚えることもあります。
一般的に食べつわりがおさまるのは、妊娠12週頃の初期後半から妊娠中期前半ごろまでは治まってくる人が多いようです。
しかし、食べつわりの食欲が治まらずに、体重が増加し続けて過度の肥満になってしまう人もいます。必要以上の体重増加は、妊婦さんにとって良くないので、食欲をコントロールするようにしていくことが大切です。
食べつわり対策として、食事を少量ずつ数回に分けたり、ガムやキャンディ、するめを噛んだりこんにゃくゼリーを食べるなど様々な対策があります。詳しくは食べつわりはいつまで?で説明しています。
食べつわりの原因
食べつわりの原因となるものは、まだよく分かっていません。吐きつわりや眠りつわりといったものも一緒で原因がよく分かっていないのが現状です。
正確な原因は分からないとされますが、妊娠中のホルモンが関係している説や自律神経や交感神経が関係しているという説、赤ちゃんを異物と感じて作用している説など様々な説があります。
食べつわりでも色々なタイプがあって、食べても気持ちが悪くなる吐きつわりが一緒に起こる人もいるようです。
食べつわりのまま、妊娠中期に突入してしまうと妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病などのリスクを高めることになります。妊娠中の体重増加は7~12kgぐらいが適正と言われるので、過度な体重増加にならないように気をつけましょう。
詳しくは食べつわりの原因で解説しています。
食べつわりで吐きつわり
食べつわりなのに、食べると吐いてしまう吐きつわりが一緒に症状に出ることがあります。また、食べつわりの後に吐きつわりになることもあります。
どちらも、食べたものを戻してしまうので辛い症状です。
この症状を緩和するためには、食事の仕方に気をつけることが大切です。一度にたくさん食べるのではなく、食事を数回に分けて少量を食べるのがいいでしょう。
満腹になると、ムカムカが大きくなるのでたくさん食べないように気をつけます。
牛乳や乳製品、パスタやうどんは戻したときに大変になるので控えたほうが無難です。炭水化物がつわりによいと言われるので、小さいおにぎりや一口大のクッキーを用意して食べるようにしましょう。詳しくは食べつわりで吐きつわりで説明しています。
つわりが起こりやすい妊娠2ヶ月については、妊娠2ヶ月でまとめています。読んでみてください。
この他、つわりや悪阻全般についてはつわり・悪阻のまとめで紹介してます。読んでみてください。
妊娠では、妊娠したい人や妊娠初期の人に向けた情報がたくさんあります。参考にしてください。