
排卵日の症状
排卵日の症状として、おりものが変化と痛みである排卵痛、出血があります。おりものの変化を感じるママも多いようですね。
排卵日のおりものはどうなる?
排卵日が近くなると、おりものがびよーんと伸びがよくなります。
普段はトロッとしているおりものが、排卵日近くになると卵白のようなさらっとした伸びの良いおりものに変化していきます。ビヨーンと伸びが良くなります。
どのぐらい伸びるかというと、個人差がありますが、約10Cmぐらい伸びるようになります。おりものが伸びる症状は、精子の動きを助けるためで子宮内に入るのをサポートする役目があると言われています。
体感的には、おりものがサラッとなってきたら排卵日が近づいていると考えていいようです。
これは先輩ママの体験談になりますが、妊娠するとサラサラになって量が増えることがあります。逆におりものが少なくなったというママもいて個人差があるようですね。
しかし、おりものの変化だけで排卵日を特定することはできません。基礎体温表を作るとことでもある程度の目安は予測できますが、排卵日当日を特定することは難しいとされます。
正確な排卵日予測するには、産婦人科受診して検査するか、自宅で排卵検査薬を使うことで分かるようになります。
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具体的な排卵日前の症状や排卵痛の症状
具体的な排卵日の症状としては、
・おりものが伸びる。
・子宮がチクチク痛い、下腹部痛。
・排卵出血。
・胸が張る、胸痛い
・頭痛
・眠い、だるい。
・吐き気。
・お腹の張り、胃痛。
・下痢。
・足の付け根が痛い。
・イライラ。
上記のような症状があります。
この中で排卵痛と呼ばれる症状は、子宮の周りや卵巣付近がチクチク痛い、左右どちらか片方の下腹部痛などになります。
子宮がチクチク痛い、下腹部痛は排卵痛かも?
排卵日近くになると、お腹がチクチク痛かったり下腹部痛を感じることがあります。これは排卵痛と呼ばれるもので、下腹部全体に痛みを感じる人や右左どちらか片方に痛みを感じる人がいます。
排卵痛を感じる原因として、卵胞から卵子が飛び出す際に出血を起こし、その出血が腹膜を刺激して痛みを感じるとされます。
排卵痛は感じる人と感じない人がいるようです。
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・排卵日に排卵痛
排卵出血。
卵胞から卵子が飛び出すときには出血を伴いますが、排卵日に少量の出血があることがあります。この出血を排卵時出血と呼びます。
ちょうど生理開始日から2週間前後に起こる出血です。
排卵時出血は正常と考えられるのですが、子宮内膜症や子宮頸管ポリープなどの他の病気でも出血を起こすことがあるので、出血を感じたら産婦人科を受診して原因を調べるようにしましょう。
この他にも、妊娠を考えているなら、妊活中から妊娠初期にかけて先天性異常のリスクに注意することも大切ですよ。
妊娠したいなら、先天性異常のリスクに注意!
妊娠したいママに知ってほしいことがあります。
それは、妊娠前から初期にかけて、葉酸が不足すると、「無脳症」や「二分脊椎」など先天性異常のリスクが高くなるという事実です。
このことは、世界的な疫学的調査で判明したことで、日本でも2002年より、厚生労働省が妊娠可能な女性に対して葉酸を積極的に摂取するように通知を出しています。
葉酸は、食事から摂取できる栄養素ですが・・・
葉酸は、母子手帳に記載されるぐらい重要な栄養素です。
葉酸は絶対に必要な栄養素なので、不足しないようにしましょう。
詳しくは、下記ページで紹介しているので読んでみてください。
赤ちゃんとママの明るい将来のためにも、今すぐ葉酸を摂取するようにしてくださいね。
葉酸サプリの選び方については、失敗しない!葉酸サプリの選び方で解説しています。こちらも併せて読んでみてみてください。
妊娠したら気を付けること、注意点
妊娠したら気を付けること、注意点をまとめてみました。下記ページを読んでみてください。
妊娠初期にやるべきこと、することをまとめました。じっくり読んでみてくださいね。
この次は、排卵日は低温期の一番最後じゃない?について詳しく紹介しています。まだまだ続きます。
排卵日は低温期の一番最後じゃない?
基礎体温表でいうと、低温期の一番最後ということになりますが、実は排卵するのが、一番最後の日ではなく、排卵日を挟んだ前3日、後1日に起こることがあります。
個人差がありますが、この期間に排卵が起こることが多いようです。
■タイミング法を試すなら、この期間に。
妊娠する方法として一般的なタイミング法を試すには、上記の期間である排卵日を挟んだ排卵日を挟んだ前3日、後1日の期間に仲良しすれば妊娠できる確率もアップします。
妊娠したいなら、排卵日を挟んだ前3日、後1日の期間に集中的に仲良ししましょう。
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・排卵日とタイミング法
排卵日の症状はいつからいつまで?
排卵日の症状は、いつからいつまで続くのでしょうか?
排卵日は、生理開始日から12~16日前に起こることが多いです。(体調や精神面の変化で2.3日ズレることがある。)
低温期は変動しますが、高温期は一定に期間であるため、生理開始から12~16日前に排卵が起こると推定されます。
ですので、この日を挟んだ2.3日ぐらいの期間に排卵日の症状が現れるようになります。
この次は、症状で排卵日を特定するのは無理?について詳しく紹介します。まだまだ続きます。
症状で排卵日を特定するのは無理?
おりものの変化や排卵痛、排卵時出血など症状だけで排卵日を特定することは困難です。基礎体温表でもある程度の目安しか分かりません。
正確な排卵日を予想するには、、排卵検査薬で調べるか産婦人科を受診して超音波検査を受けるしか方法はありません。
排卵検査薬は、自宅で排卵日を調べることができる便利な検査薬ですが、自分で検査してもうまくいかない場合があります。
正確な排卵日を調べるには、産婦人科を受診することが一番です。産婦人科を受診すれば妊娠しやすい体質かどうか分かり、正確な排卵日も予測できるため妊娠のタイミングを取りやすいメリットがあります。
産婦人科を受診するのは少し勇気がいることですが、受診するメリットのほうが大きいので勇気を出して受診してみてください。
排卵日の体温はどのぐらい?
排卵日の体温がどのぐらいになるかというと、個人差があって一概には言えません。排卵日は基礎体温表でいう低温期の最後付近の前3日、あと1日ぐらいに起こることが多いので、低温期の体温か高温期の最初の体温ぐらいに当たります。
一般的に、低温期は36.4度から36.7度、高温期の体温が36.7度から37度前後だと言われています。
しかし、基礎体温は個人差があって、低温期が36.4度から低いからといって異常というわけではありません。まずは、自分の低温期と高温期の体温を調べるために基礎体温を測って表にしてみましょう。
最近では、スマホのアプリでカンタンに記録できるので記録してみてください。
■体温からは排卵日を特定できない。
体温は日々変化しています。体温の変化だけで排卵日を特定することはできません。
妊娠したなら、排卵日付近で仲良しすることが大切です。しかし、正常な生理周期の人でも2.3日のズレがあるとされます。
排卵日当日だけでなく、排卵を含めた前3日、あと1日の期間に仲良しできるようにしましょう。
排卵日予測で病院を受診する時期
排卵日予測で受診する時期は、生理が終わった直後がいいです。この時期なら次のタイミングを逃さず見つけることができます。受診するときには、基礎体温表を持って行くとスムーズに進みます。
頭痛や吐き気、腰痛は生理前症候群かも?
排卵日の症状として、頭痛や吐き気、眠たい、腰痛、腹痛、胃痛、気持ち悪い、ムカムカ、にきび、寒気などを訴える人もいますが、こんな症状は生理前症候群かもしれません。
生理前症候群とは、生理予定日の10日ぐらい前から起こる様々な症状で、頭痛や吐き気、めまい、胃痛や腰痛を感じる病気です。
生理予定日の10日前ということは、ちょうど排卵日近くということになります。このような症状は、排卵日の症状とは違うので症状が重いときは治療が必要なこともあります。
詳しくは生理前症候群とは?で説明しているので読んでみてください。
このように、排卵日の症状だけで排卵日を特定することはできません。正確な排卵日を調べたいなら産婦人科を受診してみましょう。
今月の排卵日コラム
■排卵日もズレることがある
毎月決まった周期で来ていると思われている排卵日ですが、実は日にちがズレることがあります。生理周期と同じで排卵日がズレてくることがあるのです。
健常な女性でも、2・3日生理が遅れたりすることがあります。これと同じで生理周期もズレることになって排卵日もズレてくることがあるのです。
排卵日がズレることで影響があるのが、タイミング法です。タイミング法とは、排卵日付近で集中的に仲良しをして妊娠を目指すものです。産婦人科でも指導されている妊娠法です。
この妊娠法は、排卵日を中心に行うので、排卵日が違うとタイミングも違ってくることになります。正しいタイミング法を行うには排卵日の特定が大切になります。
排卵日を正確に知るには、産婦人科を受診して超音波検査を受けることで分かります。妊娠したくても中々妊娠しない人は、産婦人科を受診してタイミング法を指導してもらうことも選択肢の一つです。
排卵日当日が妊娠しやすいと言われていますが、前3日、後1日の期間が最も妊娠しやすいと言われています。この期間をカバーすれば、排卵日が多少ズレていてもタイミングは合うことになります。
排卵日は、基礎体温表からも推定できますので、基礎体温表を記録してもいいでしょう。
■タイミング法を成功させるには?
タイミング法を成功させるには、排卵日を調べることと、もう一つ大切なことがあります。
それは、パパに排卵日を教えないことです。男性は意外にプレッシャーに弱いようです。「今日は排卵日だから早く帰ってきて」と言われることで、プレッシャ-を感じてしまうのです。
男性がプレッシャーを受けることで、精子の数が減少したり運動率が落ちることが分かっています。
タイミング法を実践しても中々妊娠できないときは、なるべくプレッシャーを掛けなうようにするといいかもしれません。このことを回避するには、日頃から定期的に仲良しをすると成功率が上がるかもしれません。
あるデータでは、排卵日だけ仲良しをするよりも、毎日あるいは週2・3回仲良しをするほうが妊娠率が高いという報告もあります。
妊娠を目指すなら、頻繁に仲良しすることも方法の一つだと思います。
関連記事:
・タイミング法を成功させるには?妊娠しない?期間と何回目で妊娠?
■排卵日が間違ってる?
排卵日の症状は出血やおりものがびよーんと伸びるなど体調などの変化で分かることもあります。生理周期が規則正しく来ている人は排卵日が予測しやすいとされます。
ですが、生理周期が正しく来ている人でも排卵日にズレが生じることもあるのです。また、生理周期が規則正しい人でも2・3日のズレが生じることがあります。このズレは異常ではなく正常の範囲です。機械ではないのでゆらぎがあります。
排卵日にズレがあると、タイミング法などを行っている人に影響が出ることがあります。目安となる排卵日が予測よりズレてしまうので妊娠しにくい可能性が出てきます。
排卵日の症状に頼らずに排卵日を特定するには基礎体温表を使うか、産婦人科で超音波検査を受ける、排卵検査薬を使うなどの方法があります。
この中でも確実に排卵日を特定できる方法は、産婦人科で超音波検査を受けることです。これなら正確な排卵日が予測できるのでタイミングもとりやすくなります。
これ以外には排卵検査薬を使って排卵日を特定する方法もあります。自分が試しやすい方法から始めるようにしましょう。
排卵日も分かってタイミング法も行っているけど、中々妊娠できないこともあります。不妊で悩んでいる人も多くいます。
不妊の原因としては、生理が正常でも排卵ができていないこともあります。毎月決まった時期に生理が来ても排卵ができていない状態もあります。
このようなときは、基礎体温表を作ればある程度分かるようになります。健常な人の基礎体温表は2相に分かれますが、排卵がないとジグザグやガタガタの表になります。
妊娠を目指すなら、排卵日症状とともに基礎体温表をつけることから始めてみましょう。
■排卵日の症状とおりもの
排卵日の主な症状に出血とおりものの変化があります。排卵出血のほうは、出血を起こす人がそんなに多くないので、今回は排卵日のおりものについて紹介します。
排卵日が近づくとおりものにも変化が現れます。排卵日に近づくにつれておりものの量が増えていきます。
この時期のおりものは、受精を円滑に行うためにさらっとした伸びのよいおりものに変化します。量も増えるので家庭医学的に排卵日が近いサインとなります。
ここで、おりものについておさらいしましょう。
●おりものの役目
おりものは、子宮頸管や膣から分泌される内容物で、外部からの雑菌の侵入を防ぐ大事な役目を持っています。
おりものは、女性ホルモンの分泌量に大きく関係していて、女性ホルモン(卵胞ホルモンと黄体ホルモン)の分泌量の変化でおりものにも変化が現れます。
●洗いすぎに注意!
ウォシュレットなどには、ビデ機能が付いているものがほとんどです。日頃から利用している人も多いと思いますが、洗いすぎには注意してください。
デリケートゾーンを洗いすぎてしまうと、おりものまで洗い流すことになり自浄作用が低下して雑菌が侵入しやすくなります。雑菌が入ると細菌性膣炎やカンジダ症になりやすくなります。
妊娠中に細菌性膣炎になると、早産や流産、低体重児の出産などリスクが高くなることが知られています。
おりものの臭いがキツくなったり、黄色になる、血液が混じる、下腹部に不快感などの症状が出た場合には、すぐに産婦人科を受診して治療を行うようにしましょう。
●おりものの出過ぎは異常?
排卵日が近づくと、おりものの量が増えてきますが、中には下着まで届くような量が出て「何かの病気?」と不安になることもあります。
ありものの量が多いのは異常ではありません。女性ホルモンが活発になっている証拠ですので心配はありません。
ですが、黄色や黄緑、ピンクや茶色、茶褐色など色が付いているときは炎症や出血のサインですので、産婦人科を受診するようにしましょう。
●おりものの変化でタイミング法
妊娠しやすい方法として、排卵日付近で仲良しするタイミング法があります。
タイミング法を行う目安としておりものの変化を見つけるものがあります。排卵日が近づくと、おりものがビヨーンと伸びがよくなります。
伸びがよくなったところで仲良しするようにすると妊娠しやすくなります。
この方法は、自分で試すことができますが正確性では今ひとつです。自分が20代なら試していいかもしれません。
ですが、30代になると妊娠そのものがしにくくなるので、自然に妊娠できないときは不妊外来を夫婦で受診して指導してもらうことをおすすめします。
妊娠初期に排卵日の症状?
妊娠初期の症状と排卵日の症状はよく似ています。排卵日の特徴的な症状として排卵痛や排卵出血がありますが、妊娠初期も同じように下腹痛やごく少量の出血があります。
排卵日の症状と妊娠初期症状の見分け方は、症状が出る期間です。生理開始から約2週間後なら排卵日、約4週間後なら妊娠初期症状です。
排卵日はおりものも変化します。透明か乳白色のとろっとした状態からサラサラの状態に変化して伸びが良いノビオリになります。これで排卵日が近いか確認すするママもいますよ。
詳しくは、妊娠初期に排卵日の症状?おりもの、 一週間後の症状で書いていますので読んでみてください。
この他、排卵日全体のことについては排卵日でまとめています。
妊娠では、妊娠したい人や妊娠初期の人に向けた情報がたくさんあります。参考にしていください。