
妊娠初期の安静
妊娠初期の安静と仕事、過ごし方について詳しく紹介します。
妊娠初期の安静と仕事
妊娠初期に出血やお腹の張りなどで病院の産婦人科から安静を指示されることがあります。また、子宮口が開いている、短いときも安静が指示される場合があります。
医師から安静を指示されれば、仕事はお休みになります。
安静といわれるときは、そのまま普段通り生活すれば切迫流産や早産のリスクが高くなるときです。
必ず医師の指示に従って安静を守るようにしてください。
安静で入院なら傷病手当金が支給
切迫流産などで、3日以上入院となった場合、健康保険日給の2/3の傷病手当金が支給されます。
■傷病手当金が支給される人
健康保険(共済組合)に加入していて、医師の指示で入院した妊婦さん。
■申請先
会社の窓口、健保組合、」協会けんぽ、共済組合の窓口で申請。
■申請する時期
休業4日目~2年以内。
■支給される金額
日給の2/3×(連続して入院した日数-3日)
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妊娠初期の安静の過ごし方
安静には、「自宅安静」と「入院安静」の2種類があります。
ママの状態や家庭環境(上の子のお世話で安静できるか?)などを考慮して決められます。
入院安静となった場合でも、レベルによって安静の度合いがあります。自宅安静と入院安静の目安を表にしました。
安静の注意点
■自宅安静の注意点
・家事を最小限に
・入浴はシャワーで短く
・仕事は休む
●家事を最小限に
家事をしていては安静にならないので、家族の協力を得て、家事は最小限にしてください。
●入浴はシャワーで短く
入浴も体力を使うので、シャワーで手短に済ませましょう。
●仕事は休む
仕事をすると安静が保てません。診断書を取って仕事を休んでしっかり安静を取れるようにしましょう。
■入院安静の場合
レベルによって変わってきます。
レベル1ならトイレや洗面は大丈夫ですが、基本的に寝たままとなります。歩行許可が出てもむやみに歩き回らないようにして無理をしないようにしましょう。
レベル2になると、トイレや洗面がベッドで行うことになります。
病院の医師の指示に従ってください。
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妊娠初期は先天性異常のリスクに注意!
妊娠初期のママに知ってほしいことがあります。
それは、妊娠初期に大事な栄養素である葉酸が不足してしまうと、「無脳症」や「二分脊椎」など先天性異常のリスクが高くなるということです。
このことは、世界的な疫学的調査で判明したことで、日本でも2002年より厚生労働省が妊娠初期の女性に対して葉酸を積極的に摂取するように通知を出しています。
葉酸は、日頃の食事でも摂取できますが・・・
葉酸は絶対に必要な栄養素なので、不足しないように注意してください。
詳しくは、下記ページで説明しています。読んでみてください。
赤ちゃんとママの明るい将来のためにも、今すぐ葉酸を摂取するようにしてくださいね。
葉酸サプリの選び方については、失敗しない!葉酸サプリの選び方で解説しています。こちらも併せて読んでみてください。
妊娠初期の安静はいつまで?
妊娠初期の安静はどれぐらいまで続くかというと、自宅安静のときは出血が治まる、症状が改善したなど医師が安静指示を解除してからです。
入院安静の場合は、症状がよくなって体調が戻ってくれば自宅安静に切り替わることが多いようです。
退院しても自宅安静を指示されることがあるので、無理をしないように気を付けてください。
自宅安静が解除されても、妊婦健診を忘れずに受けるようにしてくださいね。
妊娠初期の安静は、出血やお腹の張りなど、切迫流産などのときに取られる処置です。
放置すると流産するリスクがあるので、必ず医師の指示に従うようにしてください。
上の子のお世話があって、安静できないと思ったら迷わず医師に相談するようにしてください。
この他、妊娠初期(12週未満)の出血については初期妊娠症状で詳しく紹介しています。
妊娠では妊娠から出産までの疑問や対処法をたくさん紹介しています。読んでみてください。