
妊娠15週目(15w)の症状や注意点、赤ちゃんの様子
妊娠15週目といえば、お腹の赤ちゃんの胎盤が完成するころです。器官の形成が終わって、骨や筋肉が発達して成長が進みます。
羊水の量も増えてくるので、元気に動き回ることもできるようになります。皮膚も透明でなくなって厚くなってきます。口がぱくぱく動かせるようになるのもこの時期です。
妊娠15週目の症状
妊娠15週目の症状としては、つわりも明けていることが多いので食欲が増すことがあります。子宮がメロンぐらいの大きさになって、お腹の膨らみも分かるようになります。
子宮が骨盤の上に上がることで、膀胱への圧迫が少なくなって頻尿や尿漏れといった症状が改善されることもあります。
妊娠15週目の赤ちゃんの様子
胎盤が完成されて手足の骨や筋肉の成長します。エコー(超音波検査)を見ると背骨の1本1本がきれいに確認できることもあります。揚水量も増えてきて活発に動くようになります。
妊娠15週目の赤ちゃんの大きさ
妊娠15週目の赤ちゃんの身長は約16cm、体重はレモン1個分の約100gぐらいです。
妊娠15週目の注意点
妊娠15週目ぐらいに注意したいのが、貧血の症状です。妊婦さんは貧血になりやすい状態になります。貧血を軽くみてはいけません。貧血のまま放置すると出産に耐えられないこともあります。
症状が出ていなくても、妊婦健診で指摘されることも多いです。産婦人科医や栄養士のアドバイスをよく聞いて貧血を予防するようにしましょう。
■なぜ、妊婦さんは貧血になりやすいの?
妊娠すると、赤ちゃんの成長のために循環血液量が増えてきます。しかし赤血球の増加するスピードが血液量に追いつかないため、血液の水分が多くなり貧血の状態になりやすくなります。
亜mケートでも70%を超える妊婦さんが鉄欠乏性貧血になった回答しています。
貧血を予防するには?
妊婦さんの貧血を予防するには、日頃の食生活を改善する必要があります。食事療法は日頃の生活の中でも無理なく取り入れることができるので試してみましょう。
■食事だけで改善できないときは治療を
食生活を改善しても貧血が改善しないときは、鉄剤の内服薬が処方されることがあります。鉄剤は副作用もあって合わない妊婦さんもいるので、副作用の症状が出たら産婦人科の医師に相談するようにしましょう。
●鉄剤の副作用
・吐き気や胃のムカムカ
・便秘または下痢症状
・排泄物の色が黒くなる。
貧血を改善するには栄養補給で
鉄剤は合わないこともあるので、日頃の食事から鉄分を補給して貧血を改善しましょう。
■貧血を予防する栄養素
・鉄
・タンパク質
・ビタミンC
・ビタミンB6
・ビタミンB12
・葉酸
鉄分は、そのままでは吸収されにくいので、タンパク質、ビタミンC、ビタミンB6、ビタミンB12などと一緒に食べるようにすると吸収率が良くなります。
■貧血予防に食べたい食品
・肉類や魚
・卵
・大豆製品
・乳製品
・キウイやイチゴ
・バナナ
・鮭、さんま、しじみ
・鶏のささみ
このような食品を食べることで貧血予防につながります。
妊娠15週は、食事も美味しく感じることができる時期です。食べ過ぎに注意して栄養バランスを考えた食事になるように目乳を工夫しましょう。
この前は、妊娠14週目(14w)の症状や注意点、赤ちゃんの様子です。
この次は、妊娠16週目(16w)の症状や注意点、赤ちゃんの様子です。
妊娠4ヶ月の様子はこちら→ 妊娠4ヶ月
妊娠初期の注意点については、妊婦で気をつけることで、妊娠超初期の症状は、妊娠初期症状の兆候まとめで説明しています。読んでみてください。