
妊娠14週目(14w)の症状や注意点、赤ちゃんの様子
妊娠14週目といえば、お腹の赤ちゃんの器官が発達する時期です。つわりが明けている人も多いので、普通に食事できる環境が整ってきます。
栄養のある食品を食べて、ママと赤ちゃんの成長をサポートしましょう。
妊娠中に取りたい栄養素、気を付ける栄養素
妊娠中は、是非とりたい栄養素と食べるのを気を付けたい栄養素があります。
妊娠することで、今まで以上にママやお腹の赤ちゃんに栄養が必要になります。特にママには、赤ちゃんの成長サポートと産後の授乳や育児に必要な栄養素を摂取することが必要です。
また、妊娠中に食べることを気を付ける栄養素や食品があります。栄養をとることは大切ですが、食べるものにも注意しましょう。
妊娠中に取りたい栄養素
妊娠中のとりたい栄養素として
・鉄分
・カルシウム
・葉酸
・食物繊維
・ビタミンB群
・ビタミンC
このような栄養素を積極的に摂取しましょう。
■鉄分
妊娠中は、ママと赤ちゃんの両方に鉄分が必要になります。
妊婦さんの鉄分の1日あたりの推奨摂取量は
妊娠初期で8.5mg
妊娠中期~後期で21mg
30~49歳までのママは
妊娠初期で9.0mg
妊娠中期~後期で21.5mg
これぐらいが必要になってきます。
鉄分は胎盤を成長させるために多くの血液が必要になるため必須の栄養素です。妊娠中は鉄欠乏性貧血になりやすいので、食事から鉄分を補給するようにしましょう。
ビタミンCとタンパク質と一緒にとると吸収率がよくなります。
■カルシウム
カルシウムは赤ちゃんの骨や歯の成長に欠かせない栄養素です。1日の推奨摂取量は650mgでsy。カルシウムは血圧を下げる効果もあるので妊娠高血圧症候群の予防にもつながります。
しかし、摂取しすぎるといけないので、カルシウムの取り過ぎに注意しましょう。
■葉酸
妊娠初期から葉酸が不足することで、無脳症や二分脊椎といった先天性障害のリスクが高くなることが分かっています。1日あたりの必要摂取量は400μgです。
この量を食品からとることは難しいので、サプリからの摂取がおすすめです。詳しくは妊娠前・初期に必要な葉酸で詳しく紹介しています。
■食物繊維
妊娠中は、黄体ホルモンなど女性ホルモンやホルモンバランスの変化で便秘になりやすいです。便秘を解消するために食物繊維を多く摂取するようにしましょう。
■ビタミンB群
ビタミンB1は糖質をエネルギーに変換、B6はつわりを和らげる働きがあります。B12は貧血を予防する働きもあるのでとりたい栄養素です。
■ビタミンC
ビタミンCは、鉄分の吸収を助ける働きがあります。肌荒れやストレスにもよいとされます。
気を付けたい栄養素
■ビタミンA
動物性のビタミンA(レチノール)を摂取しすぎると赤ちゃんの成長に影響が出ることがあります。うなぎやレバーに多く含まれるので、妊娠中は控えるようにしてください。
■まぐろや金目鯛
まぐろや金目鯛には、メチル水銀が多く蓄積されています。めかじき、めばちまぐろ、きだい、みなみまぐろ、クロムツなどの魚は控えた方がいいでしょう。
■ひじき
ひじきは栄養価の高い食品ですが、無機ヒ素が含まれています。妊娠中は控えるようにしてください。
妊娠中は、気を付ける食品に注意しながら多くの食品から少しずつ栄養をとるようにしましょう。
次は、妊娠15週目(15w)の症状や注意点、赤ちゃんの様子です。
妊娠13週目(13w)の症状や注意点、赤ちゃんの様子はこちら。
妊娠4ヶ月の様子はこちら。→ 妊娠4ヶ月
妊娠初期の注意点については、妊婦で気をつけることで、妊娠超初期の症状は、妊娠初期症状の兆候まとめで説明しています。読んでみてください。