
妊娠10週目(10w)の症状や注意点、赤ちゃんの様子
妊娠10週目といえば、正常妊娠の条件である胎のう、胎芽、心拍が確認できて母子手帳も交付されて妊娠への実感が出てくる時期ですね。
妊娠初期の流産する確率は、心拍が確認される前では約15%だったものが心拍が確認されることによって5%以下にまで減少します。
心拍が確認されることで、母子手帳が役所で交付されます。母子手帳には赤ちゃんの記録や予防接種の記録などをすることができて便利です。
また、妊娠の心得を書いてあるのでじっくり読んでみてください。
働いているママは、妊娠10週ごろを目安に職場に妊娠報告する時期です。上司や同僚などに妊娠を報告するようにしましょう。
妊娠10週の赤ちゃんの様子
妊娠も10週目になると、赤ちゃんも人の形に近くなってきます。
頭、手、足が確認できるようになって、脳が発達してきます。
妊娠10週の赤ちゃんの大きさ
妊娠10週目の赤ちゃんの大きさは、約47mmぐらい、重さは30gぐらいです。
妊娠210週目は、風疹ウイルスに注意!
ここで気を付けたいのが風疹です。
特にママが風疹抗体を持っていないなら、十分に注意する必要があります。
妊娠初期にママが風疹になると、ウイルスが胎盤を通して赤ちゃんに感染して「先天性風疹症候群」になるリスクが高くなります。
赤ちゃんが心臓の病気や白内障、難聴などの重度な障害が出るリスクがあります。
ママに抗体があるか調べることが大切です。もし、抗体を持っていなかったら、妊娠20週まではとにかく感染しないことが大切です。
人混みは避ける、手洗いを徹底する、なるべく外出しないなど、風疹に感染しないように対策することが大切です。
家族から感染するリスクもあるので、家族も手洗いを徹底するなど、しっかり風疹対策しましょう。
この他の妊娠初期、超初期の注意点や気をつけることは、下記ページで紹介しています。
妊娠10週目の症状、つわりの対処法も工夫する
働くママにとって、職場でのつわりが大変かもしれません。
お腹がすくと気分が悪くムカムカすることがあるので、キャンディやチョコをポケットに入れておくと安心ですね。
また、つわりの症状として匂いに敏感になることがあります。
職場の匂いや化粧品、通勤中のバス、電車の中の匂いなどで気分が悪くなることも多いです。
通勤時間を早めて満員電車を避けたり、気分が悪くなったときにすぐに降りれるように各駅停車にするなど工夫してみましょう。
休み時間は外に出るなど気分転換も必要です。眠気を感じることもありますが、休憩時間に横になる、無理なら椅子に座って目を閉じるだけでも随分と違ってきます。
立ち仕事が多いときには、配置換えを上司に相談することも方法の一つです。
つわりは妊娠12~16週ごろで落ち着くことが多いので、それまでしっかりつわり対策をして乗り切るようにしましょう。
妊娠中のつわり仕事術
妊娠初期からつわりの症状が出ると辛い思いをしますね。仕事を持っているママはつわりに耐えながら働かなければならないので大変です。
つわりは病気ではないので治療する薬もありません。しっかりとつわり対策を行いましょう。
■妊娠中のつわり仕事術
・満員電車での通勤は控える。
・出社時間を変更する。
・外に出て気分転換。
・休憩中は横になる。
・休憩回数を増やしてもらう。
・吐き気対策を万全に。
・眠気対策も。
このような仕事中のつわり対策があります。
満員電車での通勤は控える。
満員電車やバスで立ったまま通勤すると、たとえ短い時間でも気分が悪くなります。整髪料や化粧品のにおいで充満しているため大変な状況になります。
いつも乗る電車やバスより1本早く乗ることで随分と状況が変わってきます。満員電車での通勤は体へ大きな負担となるのでラッシュを避ける工夫をしましょう。
出社時間を変更する。
上司に相談して出社時間を変更するのも通勤ラッシュを避ける方法です。時間差通勤ができないか相談してみましょう。
外に出て気分転換。
同じ作業をこなしていると、眠気が強くなったり体に負担を掛けることになります。休憩時間に外に出るなど環境を変えてみましょう。
休憩中は横になる。
休憩中に横になれば体の負担も軽くなります。できれば横になって休むことができればいいです。でも、横になれないことも多いので、椅子に座って目を閉じるようにすると疲労も回復します。
休憩回数を増やしてもらう。
妊婦さんの体を気遣うため、休憩時間の拡大するように法律で定められています。通常の休憩時間では辛い場合には職場で相談してみましょう。
吐き気対策を万全に。
空腹になるとムカムカしてきて吐き気が出てきます。少しでも胃の中に食べ物が入っていると楽になることが多いので、クッキーなどを持ち歩くようにしましょう。
体を締め付ける服装は吐き気を強くするので、締め付けの少ない服装に替えることも対策になります。
眠気対策も。
妊娠中は、黄体ホルモンの影響で普段より眠気が強くなります。また、ムカムカの影響で不快な気持ちになることもあります。
眠気や不快感にはキャンディやガムで対策しましょう。
ここで注意したいのがカフェインが含まれていないかチェックすることです。
カフェインの取り過ぎは良くないのでしっかり確認しましょう。
妊娠10週目も先天性異常のリスクに注意!
妊娠10週目でも、先天性異常のリスクに細心の注意を払うことが大切です。
10週を含む妊娠初期は、赤ちゃんが成長する大事な時期です。この大切な期間に葉酸が不足してしまうと、「無脳症」や「二便脊椎」といった先天性異常のリスクが高くなることが調査で判明しています。
日本でも、2002年より厚生労働省が妊娠初期の女性に対して葉酸を積極的に摂取するように通知を出してます。
葉酸は、日頃の食事でも摂取できますが・・・
葉酸は、母子手帳に記載されるぐらい重要な栄養素です。
葉酸は絶対に必要な栄養素なので、不足しないように注意してください。
詳しくは、下記ページを参照してください。
赤ちゃんとママの明るい将来のためにも、今すぐ葉酸を摂取するようにしてくださいね。
葉酸サプリの選び方については、失敗しない!葉酸サプリの選び方で解説しています。こちらも併せて読んでみてみてください。
この次は、妊娠中のつわり仕事術について詳しく紹介します。
妊娠報告は早めに職場に報告を
妊娠報告は早めにするようにしましょう。
妊娠を機に退職を考えていたり、産休や育休を考えている場合、職場では人員の補充、配置転換など検討するようになります。安定期に入ってから報告すると色々仕事に支障が出ることがあるので、妊娠10週を目安に報告するようにします。
妊娠で仕事を続ける?辞める?
妊娠がきっかけとなって、今の仕事を続けるのか辞めるのか考えることもありますよね。
仕事を継続するかどうかの判断は、妊娠報告のときまでに決めなければ職場に影響があります。やり甲斐があるか?それとも子育てに専念したいのか?よく考えて結論を出すようにしましょう。
妊娠初期の注意点については、妊娠で気を付けることで、妊娠超初期の症状は、妊娠初期症状の兆候まとめで説明しています。読んでみてください。