
妊娠8週目(8w)の症状や注意点、赤ちゃんの様子
妊娠8週目といえば、つわりの症状がピークになっているころです。
吐きつわりや食べつわり、眠りつわりなど色々な症状が複数出てくることもあり、妊婦さんにとってとても辛い時期になります。
つわりは、妊娠12~16週ごろまでに落ち着いてくることが多いようです。
妊娠8週目の症状
つわりの症状がピークに達しています。
吐き気やムカムカ、食べたい欲求が止まらない、眠たくて仕方がないなど症状は様々ですが、寝込んでしまって日常生活に使用をきたしていることもあります。
水分も受け付けなくなったり、体重の減少、おしっこが出なくなるなど脱水の症状があるなら、すぐに産婦人科を受診して点滴など治療を受けるようにしましょう。
赤ちゃんに栄養が届いているか心配
つわりで満足に食事ができない状況が続くと、お腹の赤ちゃんに栄養が届いているか心配になりますね。
でも、心配しないでください。お腹の赤ちゃんは、絨毛を通して栄養をもらっているので大丈夫です。
赤ちゃんは胎児と呼ばれる時期になりますが、すぐそばにある卵黄嚢という袋から栄養を少しずつもらっています。
妊娠8週目というつわりの時期に十分な食事ができなくても大丈夫です。
たべることができないときは「食べられるものを食べられるときに食べる」を基本にして食べるようにしましょう。
つわりは、妊娠12週を過ぎたことから徐々に治まり始め、16週ごろには落ち着いてくる人が多いようです。
この時期から便秘になる人も
妊娠することで黄体ホルモンや卵胞ホルモンなどの影響で腸の動きが鈍くなり便秘になりやすくなります。また、子宮も徐々に大きくなるため物理的に腸が圧迫されて便秘になりやすいです。
便が硬くなりやすく、子宮などが圧迫して痔になりやすくなります。
子宮が大きくなることで、子宮を支える靱帯が痙攣して足の付け根が痛むこともあります。
この次は、妊娠8週目の赤ちゃんの様子について詳しく紹介します。
妊娠8週目の赤ちゃんの様子、大きさ
妊娠8週目の赤ちゃんは、心拍が確認されてエコー(超音波検査)でもぴくぴくハッキリ確認できるようになります。
2等身の体になって頭と胴体が区別がつくようになります。胴体も細長くなってきます。
エコーでは、赤ちゃんの隣に白く見える輪が確認できることがあります。この輪は卵黄嚢であり赤ちゃんの栄養を補給する袋になります。
妊娠8週目の赤ちゃんの大きさ
大きさは約20mm前後まで成長します。
妊娠8週目の注意点
妊娠8週では、まだ胎盤が完成していません。激しい運動など無理な行動は控えるようにしましょう。下腹部に痛みが出たり出血を確認したら、速やかに産婦人科に連絡して指示を仰ぐようにしてください。
お腹の赤ちゃんの胎のう、胎芽、心拍が確認できている人も多いと思います。この3つが確認できると正常妊娠と診断されます。
ここから母子手帳を役所から交付してもらうことになります。
この他の妊娠初期、超初期の注意点や気をつけることは、下記ページで紹介しています。読んでみてください。
母子手帳と一緒にもらえるもの
母子手帳は「母子健康手帳」という名称で、出産の経過や赤ちゃんの成長の記録、予防接種の管理するなど大切なことを記録する手帳です。
妊娠中から小学校入校ぐらいまで使うので大切に保管するようにしましょう。
■母子健康手帳と一緒にもらえるもの
・妊婦健康診査受診票など健診の助成券
・新生児連絡票
・母親学級などの案内
上記の他にも自治体によって様々な書類や案内をもらうことになります。
この他にも、妊娠初期は先天性異常のリスクに注意することが大切ですよ。
妊娠初期は、先天性異常のリスクに注意!
妊娠初期のママに知ってほしいことがあります。
妊娠初期は、「私の赤ちゃん」がグングン成長する時期です。
妊娠8週は、脳や背骨、心臓や肺といった重要な器官が作られる大切な時期です。
この時期に重要な栄養素である葉酸が不足してしまうと、「無脳症」や「二分脊椎」など先天性異常のリスクが高くなるという事実です。
このことは、世界的な疫学的調査で判明したことで、日本でも、2002年より厚生労働省が妊娠初期の女性に対して葉酸を積極的に摂取するように通知を出しています。
葉酸は、母子手帳に記載されるぐらい重要な栄養素です。
葉酸は絶対に必要な栄養素なので、不足しないように注意してください。
詳しくは下記のページを参照してください。
赤ちゃんとママの明るい将来のためにも、今すぐ葉酸を摂取するようにしてくださいね。
葉酸サプリの選び方については、失敗しない!葉酸サプリの選び方で解説しています。こちらも併せて読んでみてみてください。
妊娠初期の注意点については、妊娠で気を付けることで、妊娠超初期の症状は、妊娠初期症状の兆候まとめで説明しています。読んでみてください。