
妊娠2週目(2w)の症状や注意点、赤ちゃんの様子
妊娠2週目といえば、いよいよ卵子と精子が受精する時期です。
受精卵が子宮内膜へ着床することで妊娠が成立しますので、その1歩前の状態ということになります。
このような妊娠2週目に現れる症状や注意点、赤ちゃんの様子などをまとめてみました。
妊娠2週目の症状
この時期は、生理開始から2週間後で排卵が始まる時期ですね。
人によっては排卵する時に痛みが生じる排卵痛が出る人もいます。
妊娠の兆候である症状は出てこないことがほとんどです。普段と変わらない状態です。
うまく排卵が行われると、卵子は卵管膨大部(少し広くなった部分)で精子を待つことになります。精子は膣から子宮、卵管へと泳いで卵子のまつ卵管膨大部へ到着します。
精子は、最初2~3億個ぐらいありますが、卵管膨大部へ到達するころには200個ぐらいまで減少します。
この中で卵子の殻を破って中まで到達できる精子はたったの1個です。卵子の寿命は12~24時間ぐらいなので、この時間内で受精することが必要になります。
この神秘的な出会いで受精して分裂を繰り返して成熟して子宮内腔へと向かいます。受精後7日後ぐらいに子宮内膜へと着床します。
妊娠2週目は、着床前のことが多いので、妊娠の兆候である症状が出ることはほとんどありません。
妊娠2週目の赤ちゃんの様子
赤ちゃんは存在しません。胎児の状態でもありません。まだ受精卵の状態であることが多いです。
妊娠2週目で性別が決定
お腹の赤ちゃんの性別は、受精した瞬間に決まります。
とは言っても、胎児の状態で確認できるのは妊娠24週目以降のことが多いです。
赤ちゃんの性別は、染色体の組み合わせで決まり、23組目の組み合わせがXYなら男の子、XXなら女の子になります。
XとYの染色体因子は精子が持っています。比較的寿命が長いのがX精子です。この特性を利用して、男女の産み分けを行っている産婦人科もあります。
この他にも、妊娠を考えているなら、妊活中から妊娠初期にかけて先天性異常のリスクに注意することも大切ですよ。
妊活中、妊娠初期は、先天性異常のリスクに注意!
妊活中や妊娠初期のママに知ってほしいことがあります。
それは、妊娠初期に大事な栄養素である葉酸が不足してしまうと、「無脳症」や「二分脊椎」など先天性異常のリスクが高くなるという事実です。
このことは、世界的な疫学的調査で判明したことで、日本でも2002年より、厚生労働省が妊娠可能な女性に対して葉酸を積極的に摂取するように通知を出しています。
葉酸は、母子手帳に記載されるぐらい重要な栄養素です。
葉酸は絶対に必要な栄養素なので、不足しないように注意してください。
詳しくは、下記ページで説明しています。読んでみてください。
赤ちゃんとママの明るい将来のためにも、今すぐ葉酸を摂取するようにしてくださいね。
葉酸サプリの選び方については、失敗しない!葉酸サプリの選び方で解説しています。こちらも併せて読んでみてください。
妊娠2週目の注意点
この時期も、妊娠0~1週目と同様に、ストレスを解消してよく寝ることが大切です。
これと同時に妊娠しやすい身体作りのレシピを作って健康維持に努めましょう。
また、排卵する時期はおりものにも変化が現れる時期です。
排卵日のおりものは、サラサラしたものからびよーんと伸びの良いものに変化します。おりものの色は透明か乳白色です。
クリーム色や黄色、黄緑色なら何らかの病気のサインかもしれないので産婦人科を受診するようにしましょう。
着床後はサラサラしたオリモノに変化することが多いようです。
妊娠2週目は妊娠の準備段階として重要な週
妊娠2週目の後半に排卵が起こります。排卵する時期は最も妊娠できる確率が高い時期です。
受精卵が着床することで妊娠が成立するのですが、ママの自己免疫機能が働いて受精卵を異物として除去しようと働くことがあります。
これを避けるために、初期妊娠因子が分泌されて異物として除去しないように作用します。
妊娠初期の注意点は?
妊娠初期、超初期の注意点や気をつけることを下記ページで紹介しています。読んでみてください。
妊娠超初期の注意点については、妊娠超初期の注意点や気を付けることで、妊娠超初期の症状は、超初期妊娠症状の兆候まとめで説明しています。読んでみてください。