
妊娠症状で出血
妊娠の症状の中で、出血を確認することがあります。この出血は「着床出血」と呼ばれるもので、妊婦さん全体のうち100人に2人ぐらいの確率で起こるとされています。
出血自体が着床出血と確認できれば、妊娠のサインといえるものですが、妊娠以外にも様々なことが原因で出血を起こすことがあるので注意が必要です。
基本的に出血は不正出血のことが多いので、出血が確認できたときは産婦人科を受診するようにしましょう。
着床出血ってなに?
着床出血とは、精子と卵子が受精して子宮内膜に着床する際に起こる出血のことです。
受精卵は、子宮内膜を侵食しながら着床するため、出血を起こして子宮外に排出されるのが着床出血です。
着床出血、着床時出血というのは、一般名で学会などでは「月経様出血」と表現されます。
■出血の量は?
出血する量はティッシュに付くぐらいのごく少量です。
■出血の色は?
出血の色は赤や茶色が多いようです。この他にもおりものに混ざってピンク色や茶色になることがあります。
■出血の期間は
出血が起こる期間は、2.3日で治まることが多いです。
ダラダラと1週間以上続く場合は、他の婦人科疾患を疑います。
このように、着床時出血は少量ですぐに治まってくることがほとんどです。出血が続くときは産婦人科で原因を調べることが大切です。
この次は、着床出血から正常妊娠確認までの流れを紹介します。まだまだ続きます。
まずは妊娠検査薬で確認!
着床出血など妊娠の兆候があって、生理予定日を過ぎても生理が来ない場合は妊娠検査薬を使って妊娠判定を行いましょう。
妊娠判定が陽性なら、ほぼ100%妊娠しているので産婦人科を受診するようにします。
産婦人科で胎嚢を確認
妊娠検査薬が陽性なら、産婦人科を受診して妊娠しているか確認します。
赤ちゃんの袋である胎嚢が確認できれば妊娠していることになります。胎嚢が確認できなければ、1週間後に再検査になることがあります。
■正常妊娠3つの条件
胎嚢が確認できただけでは、正常妊娠とは診断されません。次の3つの条件が揃ったときに初めて正常妊娠となります。
●正常妊娠3つの条件
・胎嚢
・胎芽
・心拍
この3つが確認されて初めて正常妊娠となります。
■胎嚢、胎芽、心拍が確認される時期
胎嚢、胎芽、心拍が確認される時期は
・胎嚢 妊娠5週ごろ
・胎芽 妊娠6週ごろ
・心拍 妊娠6週ごろ
妊娠6週ごろには3つとも確認できることが多いようです。
ですが、確認できる時期は個人差があって、妊娠6週より早くなったり遅くなることもあります。
母子手帳が交付、妊娠生活が始まる
胎嚢、胎芽、心拍が確認されると母子手帳が交付されて妊娠生活が始まります。
妊娠初期は、体調の変化が大きい時期です。早い人ではつわりが始まります。しっかり、つわり対策をしてつわりを乗り切りましょう。
妊娠初期は、先天性異常のリスクに注意!
妊娠初期のママに知ってほしいことがあります。
それは、妊娠初期に大事な栄養素である葉酸が不足してしまうと、「無脳症」や「二分脊椎」など先天性異常のリスクが高くなるということです。
このことは、世界的な疫学的調査で判明したことで、日本でも2002年より厚生労働省が妊娠初期の女性に対して葉酸を積極的に摂取するように通知を出しています。
葉酸は、日頃の食事でも摂取できますが・・・
葉酸は絶対に必要な栄養素なので、不足しないように注意してください。
詳しくは、下記ページで説明しています。読んでみてください。
赤ちゃんとママの明るい将来のためにも、今すぐ葉酸を摂取するようにしてくださいね。
葉酸サプリの選び方については、失敗しない!葉酸サプリの選び方で解説しています。こちらも併せて読んでみてください。
妊娠したら気を付けること、注意点
妊娠したら気を付けること、注意点をまとめてみました。下記ページを読んでみてください。
妊娠初期にやるべきこと、することをまとめました。じっくり読んでみてくださいね。
子どもを作る方法とは?早く妊娠する方法
早く妊娠する方法を紹介しますね。
妊娠初期のつわり対策については妊娠つわり・悪阻対策まとめでまとめています。読んでみてください。
この他、妊娠の可能性については妊娠の可能性で、妊娠しやすい日にについては妊娠しやすい日で詳しくまとめました。
妊娠では妊娠から出産までの疑問や対処法をたくさん紹介しています。読んでみてください。