卵巣過剰刺激症候群の発症リスク

卵巣過剰刺激症候群の発症リスク

卵巣過剰刺激症候群の発症リスク

卵巣過剰刺激症候群(OHSS)を発症するリスクの高い人をハイリスク群と呼び排卵を誘発する方法が慎重に検討されます。特にPOCS(多嚢胞性卵巣症候群)の人がリスクが高いとされています。

OHSSの発症リスク分類

OHSSの発症リスク分類

OHSSは、発症しやすい人が存在します。特に発症しやすい人をハイリスク群として分類して、不妊治療を行う際に注意深く排卵を促していくことになります。

卵巣過剰刺激症候群の発症リスクが高い人として

35歳以下
・排卵障害(POCS)
・体型はやせ型
・血中エストラダイオール(E2)値が> 2,500pg/ml
・卵胞が多数ある
・超音波検査でネックレスサインが確認できる
・妊娠中である
・hCGを投与している
・排卵誘発にGnRH アゴニストを併用している

以上のような人はリスクが高いとされています。

反対に発症リスクが低い人は

35歳以上
・排卵障害なし(低ゴナドトロピン)
・体型は肥満
・血中エストラダイオール(E2)値が2,500pg/ml以下
・卵胞は少ない
・ネックレスサインなし
・妊娠なし

このような人はOHSSを発症するリスクは小さいとされています。

ハイリスク群の中でもPOCSと診断された人はリスクが高く、より一層の慎重な排卵誘発を行っていきます。

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OHSSを回避するには

OHSSを回避するには

重篤な症状に陥ることもあるOHSSを回避するために様々な方法がとられています。

■排卵誘発
 1.GnRH パルス療法
 2.ゴナドトロピンの投与量と投与法の工夫
 3.選択的卵胞減数術
 4.hCG 投与の中止

■IVF-ET
 1.Coasting 法
 2.黄体期補充法
 3.黄体 胞穿刺
 4.胚の凍結

この他にも症状を回避するためにhCG製剤の投与を間隔を開けて行ったり、pureFSH製剤による排卵誘発を行ったりします。

OHSSと体外受精(IVF)

OHSSと体外受精(IVF)

体外受精の場合は、少し状況が変わってきます。体外受精は複数の卵胞を卵巣内で育てるため、POCSに似たような状態となります。卵巣の腫れなども考慮に入れながら総合的に排卵誘発行っていきます。

体外受精で排卵を行っている場合卵巣が敏感になっている場合も多いので、お腹の子宮辺りに違和感を感じたりチクチクした痛みが出てきた場合にはすぐに病院を受診するようにしてください。

OHSSの発症頻度は、入院が必要な重症例では10万人あたり794~1,502人(0.8~1.5%),危機的状況に陥った最重症型の OHSS の頻度は10万人あたり0.6~1.2人とされています。(生殖・内分泌委員会報告.卵巣過剰刺激症候群(OHSS)の診断基準ならびに予防法・治療指針の設定に関する小委員会.日産婦誌 2002;54:860―868より)

OHSSについては卵巣過剰刺激症候群でまとめています。参考にしてください。

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