卵巣過剰刺激症候群と体外受精・IVF

卵巣過剰刺激症候群と体外受精・IVF

卵巣過剰刺激症候群と体外受精IVF

卵巣過剰刺激症候群(OHSS)は体外受精(IVF)を行うときに注意が必要な副作用です。体外受精の場合には、採卵数を多く取る必要があるので、卵巣の中で複数の卵胞ができることになります。この卵胞が育ちすぎるとOHSSになるリスクが高まります。

体外受精とOHSS

体外受精とOHSS

体外受精の場合、卵巣に多数の卵胞を発育させてから採卵をします。通常、排卵誘発剤を利用して排卵を促すのですが、排卵誘発剤を使った場合多数の卵胞が育つときが多いようです。

複数の卵子を採取できれば、受精する確率も高まりますので積極的に排卵を促すわけですが同時に卵胞が育ってしまうためOHSSとなりやすい状態となります。

この症状はPOCSの人に多くみられるもので、元々卵巣内で多数の卵胞があるため、排卵誘発剤を使うと(特にhMG 製剤やhCG製剤)それぞれ卵胞が育ってしまってOHSSとなってしまうリスクがあります。

卵巣過剰刺激症候群で体外受精を行う場合には、慎重に投与方法が検討され、モニタリングしながら排卵誘発を行っていきます。

通常、卵胞の数が4個以上になると治療がキャンセルされますので、1~3個の卵胞を育てるように排卵誘発剤を調整しながら投与されていきます。

POCSの人が排卵誘発剤を使う場合には、日本産科婦人科学会生殖・内分泌委員会の新治療指針では、FSH 製剤による低用量漸増療法(low-dose step-up 法)が推奨されています。

この治療法は、OHSSの発症率が1%未満と非常に少ないのが特徴でPOCSと診断された人にも適用できる治療法です。

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OHSSと診断されたら

OHSSと診断されたら

POCSの人がなりやすいと言われるOHSSですが、その大部分が軽症で安静にすることで快方に向かいます。

OHSSになると、はじめはチクチクとした痛みが下腹部の子宮の辺りに起こることが多いようです。段々症状が進行してくると横になっていても痛みを感じるようになり、お腹が張ってくるような感じがします。最後は動けなくなるぐらいに痛みがくることがあるようです。

卵巣過剰刺激症候群は、一般的に軽症が多いのですが、症状の進行も早く血栓症や腎不全になる可能性もあります。治療中に痛みを感じるようになったら無理をせずに病院を受診するようにしてください。

体外受精に限らず、不妊治療には個々の施設や担当医によって治療方針があり、人によって違うことも多いようです。治療を受ける前には医師と十分に話し合いを持って納得してから治療を受けるようにしましょう。

OHSSについては卵巣過剰刺激症候群でまとめています。参考にしてください。

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