
生理がこない
生理がこないときは、妊娠している可能性があります。病院へ行っても生理が来ないときは一番最初に妊娠してないか調べます。検査薬が陰性で1ヶ月2ヶ月妊娠してないのに生理がこないときは他の病気が疑われます。
生理がこない状態を続けると妊娠できない体質になる可能性があるので、早めに治療を開始しましょう。
本当に生理がこないの?
産婦人科の医師によると、生理がこないと訴えてくる人の多くが正常な生理が来ているとのことでした。本当に問題がある人もいますが、生理について正しい知識を持っていないことが原因と考えられます。
前回の生理はいつ来ましたか?
自分の生理周期をきちんと把握して、異常がないかどうか確かめることが大切です。生理周期を確かめるには基礎体温を測ることで分かります。毎日基礎体温を付ける習慣を身につけましょう。
正常な生理周期については生理周期で詳しくまとめました。読んでみてください。
ストレスが多いと生理がこない?
ストレスも生理がこない理由の一つです。脳に強いストレスを受けると、女性のホルモンバランスが崩れて生理が止まってしまうことがあります。引っ越しや転勤など環境の変化も理由となります。
ストレスはため込まないことが大切です。散歩する、趣味に没頭するなどうまくストレスを解消する方法を見つけてストレスを溜めないようにしましょう。
激しい運動や過度なダイエットも原因
激しい運動や過度なダイエットも生理がこない原因となります。激しい運動やダイエットは精神的・身体的ストレスも大きく生理不順の原因となります。
また、体重や体脂肪の減少も伴うため生理が止まるといった症状も出る場合があります。スポーツやダイエットが生理不順の原因なら、トレーニングメニューを変える、ダイエットを中止するなどの対応が求められます。
生理がこない病気
妊娠以外で生理がこないのは、病気に罹っている可能性があります。生理がこないと将来妊娠できない可能性もありますので、早めに治療をすることが大事です。
生理がこない病気は様々ですが、主な病気を挙げていきます。
■生理がこない病気
・早発閉経
・多嚢胞性卵胞症候群
・薬の服用による副作用。
●早発閉経
早発閉経(premature ovarian failure:POF)とは、通常の閉経時期より早く閉経してしまう病気です。40歳未満の自然閉経のことを言います。
海外の調査になりますが、30歳までは1000人に1人、40歳までで100人に1人という報告がありました。決して珍しい病気ではありません。以前は早発閉経になると排卵・妊娠・出産できないと思われていましたが、最近になって出産いている例も報告されています。
●多嚢胞性卵胞症候群
多嚢胞性卵胞症候群(POCS)は、卵巣内で大きくなった卵胞が排卵できずに残ってしまう病気です。卵胞がどんどん卵巣に溜まっていくので、超音波検査でブドウのように連なっているのが確認できます。
多嚢胞性卵胞症候群は、排卵できないので無月経や希発月経になることがあり、生理がこない原因の一つとなっています。
●薬の服用による副作用。
これは病気ではないのですが、抗うつ剤や精神安定剤、胃薬の一部に副作用として生理が止まってしまうものがあります。生理を再開するには、薬を変えるか中止することで改善が期待できます。
しかし、抗うつ剤や精神安定剤は急に止めると激しい副作用が起こるときがあるので、主治医に生理がこないことを相談するようにしてください。
妊娠では妊娠から出産までの疑問や対処法をたくさん紹介しています。読んでみてください。