卵管の病気と不妊

卵管の病気と不妊

卵管の病気

卵管は、卵子をキャッチしたり受精卵の発育する機能があったり、子宮へと運ぶ機能があります。妊娠するプロセスで卵管は重要な役割を果たしています。

妊娠できない状態、いわゆる不妊症の人は卵管に障害があることもあります。原因を取り除けば妊娠する確率も上がってきます。

卵管の検査

卵管の検査

卵管の通り具合を見るために、いくつかの検査を実施することがあります。ここでは代表的な卵管疎通性検査を紹介します。

子宮卵管造影(HSG:Hysterosalpingography)
子宮卵管造影とは、子宮の中に造影剤を注入して子宮や卵管の状態を観察する検査です。子宮卵管造影は、検査と同時に治療的な側面もあり、HSG後に妊娠率が上がることも知られていて、検査後、原因不明の不妊症の約40%が妊娠、そのうち半年以内に約55%が妊娠、1年以内には約80%が妊娠する報告もあります。子宮卵管造影で詳しく説明しています。

卵管通気法
卵管通気法は、造影剤の代わりに炭酸ガスを注入して卵管のつまり具合を検査するものです。卵管閉塞は分かりにくく、片側卵管閉塞の診断は不可能と言われています。検査後に、みぞおちの辺りや肩が痛くなる症状もありますが、段々治まっていく場合が多いようです。卵管通気検査に詳しく掲載しています。

超音波下通水検査
超音波下通水検査とは、超音波用の造影剤を使って卵管に詰まりがないか確認する検査です。片側卵管閉塞の診断はできませんが、通気検査と同じでHSGのような設備が不要なので外来で検査することが多いようです。詳しくは超音波下通水検査でまとめています。

腹腔鏡検査
腹腔鏡検査は、体に数カ所の小さな切れ込みを入れて鉗子やカメラをお腹の中に入れて直接卵管や卵巣の状態を確認する検査です。この検査では卵管周囲や卵管采の癒着、癒着の範囲や性状などを観察し、癒着があればその場で剥離する手術も行われることがあります。

卵管が詰まっているかは、インジゴカルミンという色素を卵管に流して通過できるか観察します。直接卵管の状態を確認でき、癒着があれば剥がすこともできるのですが、入院が必要というデメリットもあります。

卵管鏡検査
卵管鏡検査は、ファイバースコープで卵管を直接観察する検査です。HSGや通水検査などで直接卵管の内側を観察することはできないため、有用な検査となっています。卵管鏡検査は検査と同時に狭くなっているところを広げる手術を同時に行うことができます。

狭いところを広げることで妊娠率が改善され、検査を受けてから約30%の人が妊娠できたという報告もあります。このうち1年以内に妊娠した人は約87%という成績です。

参考:卵管鏡 日本産婦人科学会

卵管の通りをみる検査では、検査だけでなく治療の側面も持っています。HSGなどを行ったあと数ヶ月は妊娠しやすい状態が続くことがあります。この期間をゴールデンタイムと呼び積極的に妊娠活動を行う時期になります。

妊娠前・初期に絶対必要な葉酸

妊娠前から初期にかけて葉酸を摂取することで、先天性の異常である、「神経管閉鎖障害」のリスクを70%も低減できることが分かっています。

日頃から、十分な量の葉酸を摂取することが大切です。

詳しくは、下記ページで説明しています。読んでみてください。

妊娠前・初期に絶対必要な葉酸
妊娠前、妊娠初期に絶対必要な葉酸

赤ちゃんとママの明るい将来のためにも、今すぐ葉酸を摂取するようにしてくださいね。

葉酸サプリの選び方については、失敗しない!葉酸サプリの選び方で解説しています。こちらも併せて読んでみてみてください。

失敗しない!葉酸サプリの選び方
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この次は、卵管の病気について詳しく紹介します。まだまだ続きます。

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卵管の病気

卵管の病気

卵管の病気は、不妊の原因となることが知られています。検査や治療によって卵管が開通すれば、不妊の改善され妊娠率も上がることが期待されます。

卵管狭窄・卵管閉塞
クラミジアなどの感染症が原因で卵管が狭くなったり(卵管狭窄)卵管が詰まったりします。(卵管閉塞)

卵管鏡で狭いところを広げたり、腹腔鏡下で卵管や卵巣など周囲臓器との癒着を取り除くことで卵管の通りが改善して妊娠率のアップが期待できます。

卵管水腫
卵管の詰まりが原因で、卵管がソーセージのように膨れ上がってしまう疾患です。卵管の詰まりの原因はクラミジアなどの感染症が多いとされます。ARTを実施する場合は、治療せずにすすめられる場合もありますが、腹腔鏡下で手術を行ってからARTを実施する施設もあります。

ピックアップ障害
クラミジアなどの感染症や子宮内膜症などによって、卵管や卵巣が周囲臓器へ癒着を起こし排卵された卵子を卵管采がうまくキャッチできないことをキャッチアップ障害と言います。

また、周囲臓器に癒着がなくてもキャッチアップ障害が起こることもあり、原因不明の不妊原因の一つとされています。

参考:生殖補助医療(ART)DOST法 不妊治療 不育症 二人目不妊 奈良 大阪 ASKAレディースクリニック

クラミジア
クラミジアは、近年増加傾向にある性感染症(STD)の一つで、子宮頸管炎や卵管炎を引き起こす原因となっています。特に、女性の増加が多く15歳から30歳ぐらいまでがピークとされています。

クラミジアに感染すると、卵管などが癒着を起こし不妊の原因となります。症状も無症状が多いので、治療が遅れたり感染を広げることになり問題となっています。クラミジアで詳しく説明しています。

参考:STD・HIV 日本産婦人科学会

この他の妊娠に関係する病気は妊娠しにくい病気で紹介しています。妊娠に関連する話題は妊娠したいにまとめています。妊娠しにくいと思ったらみてください。

妊娠では妊娠から出産までの疑問や対処法をたくさん紹介しています。読んでみてください。

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