
妊娠初期、超初期の胃もたれ
妊娠初期や超初期といった早い時期から胃もたれが続くことがあります。
胃のむかつきでゲップが出てきて気持ちが悪いことが多く気分が落ち込んでしまいますね。
胃もたれと言っても、食後にもたれたり、夜だけ、寝起きだけ症状が出るなど、様々な症状があります。
反対に空腹のときにもたれる、中には胃痛や腹痛、便秘や下痢、微熱、だるいといった症状まで一緒に出てくることも。
ここでは、妊娠初期の胃もたれの対策や解消法、胃薬を飲んでいいのか?などを分かりやすく紹介しています。
ゆっくりと読んでみてくださいね。
妊娠中に胃もたれする原因は?
妊娠中の胃もたれは、妊娠初期に起こる症状と妊娠中期~後期に起こる胃もたれでは原因が違ってきます。
妊娠初期の胃もたれの原因
妊娠初期の胃もたれは、主につわりや悪阻の症状です。
つわりの症状で多いのが胃もたれや胃のむかつき、胸焼けといった胃腸症状です。
胃の症状で吐き気や食欲不振、胃痛といった症状が起きて妊婦さんが辛い状況が続きます。
つわりがいつまで続くのかというと、個人差がありますが妊娠16週ごろまでに治まってくることが多いです。
ですが、妊婦さんの中には妊娠後期まで続いたり、逆に全く症状が出ないママもいて個人差が大きいです。
妊娠中期~後期に起こる胃もたれの原因
妊娠中期~後期に起こる胃もたれ原因は、大きくなっている子宮に胃が圧迫されて起こることが原因です。
物理的に常に胃が圧迫されることになるので、吐き気やムカムカ、胸焼けが続くことになります。
胃の圧迫が原因なので、出産するまで続くことがあります。
胃もたれに胃薬は飲んでいいの?
妊娠初期は、お腹の赤ちゃんが薬に対して敏感になっている時期で、安易に薬を飲んではいけない時期です。
市販の胃薬の成分は、妊娠に影響がないとされていますが、念のために産婦人科で影響がない薬を処方してもらったほうが安心ですね。
薬を飲む前に必ず産婦人科医に相談するようにしましょう。
妊娠初期の胃もたれはいつからいつまで?
胃もたれ感が続くと気持ちが悪い状態が続いて、いつからいつまで続くのか不安になりますよね。
一般的に、胃もたれが始まるのは、妊娠5週ごろからだとされています。ちょうど受精卵が着床する時期ぐらいから始まることが多いようです。
胃のむかつきがいつまで続くのかというと、妊娠16週ごろまでに治まったという妊婦さんが多いようです。
でも、個人差が大きく妊娠11週ごろ治まるというママもいれば、妊娠後期までずっと続いたというママもいます。
胃もたれの対処、解消法
症状別に胃もたれの解消法を紹介します。
胃もたれで食べれないとき
胃もたれで食べれないときは、楽になる食べ物で乗り切るようにしましょう。
■寝起きにバナナを食べる。
バナナは、つわりを緩和するといわれるビタミンB6が含まれています。またエネルギー補給にいい食べ物なので、おすすめの食品です。
■トマトを食べる
トマトの酸味ですっきり感が出ます。もたれ感やむかつきを抑えるクエン酸やリンゴ酸も入っています。
■梅干しご飯を食べる。
梅干しもつわりで悩む妊婦さんに人気があります。
梅干しには、胃腸を活発にして食欲を増進させる効果があります。食べ過ぎは良くないので一日1個を目安に食べましょう。
■ショウガを入れる。
薬味としてショウガを入れることによって、胃の消化を促進され血行が良くなります。
胃もたれにいい飲み物は?
先輩ママに聞いた胃もたれにいい飲み物は、りんごジュースなど果物系の飲み物、炭酸水などスカッとする系、ミネラルウォーターなどがあります。
この中でもムカムカや吐き気には炭酸水がいいという妊婦さんが多くいました。
最近は、イオンなどでレモンなどフレバー付きの炭酸水があるので色々試してみてください。
胃もたれするが食欲がある場合の対処法
胃もたれするけど食欲があるときは、食べつわりかもしれません。
食べつわりの対策を紹介します。
■キュウリや大根をスティックで食べる。
食べつわりの対処法は、いかに食欲を抑えることができるかを考えます。
キュウリや大根をスティック状にカットして、そのまま食べることで食欲を満足させることができます。そのままポリポリ食べてください。食物繊維も摂取できて便秘解消にもなります。
■レモンの蜂蜜漬けを食べる。
レモンの酸味が効いて、口の中がさっぱりします。
■温かいお茶を飲む。
温かいお茶を飲むと、気分が落ち着いて胃が治まることがあります。胃もたれがあると、つい冷たいものばかりになりますが、ときには身体を温める飲み物を飲んでみましょう。
まだまだある胃もたれ解消法
この他にも、みぞおちを温めたり肩甲骨の間を温めることによって血流が促進され楽になることがあります。
もたれ感が重くてつばが出るときはレモン水でうがいをするとスッキリします。また、空腹になるとムカムカが増すのでショパンやパスタなど炭水化物を少しずつ食べると症状が楽になります。
パパに背中をマッサージしてもらうことも効果があります。
胃もたれは、焼く肉やカレーなどを食べ過ぎても起こります。食べ過ぎると体重増加の原因となるので気をつけましょう。
この他にも、妊娠初期は先天性異常のリスクに注意することが大切ですよ。
妊娠初期は、先天性異常のリスクに注意!
妊娠初期のママに知ってほしいことがあります。
妊娠初期は、赤ちゃんにとって神経や心臓、背骨など重要な器官を形成する時期です。
この時期に、葉酸が不足すると、無脳症や二分脊椎などの先天性異常のリスクが高くなるという事実です。
このことは、世界的な疫学的調査で判明したことで、日本でも、2002年より厚生労働省が妊娠初期の女性に対して葉酸を積極的に摂取するように通知を出しています。
葉酸は、日頃の食事でも摂取できますが・・・
葉酸は、母子手帳に記載されるぐらい重要な栄養素です。
葉酸は絶対に必要な栄養素なので、不足しないように注意してください。
詳しくは、下記ページで説明しています。読んでみてください。
赤ちゃんとママの明るい将来のためにも、今すぐ葉酸を摂取するようにしてくださいね。
葉酸サプリの選び方については、失敗しない!葉酸サプリの選び方で解説しています。こちらも併せて読んでみてください。
妊娠したら気を付けること、注意点
妊娠したら気を付けること、注意点をまとめてみました。下記ページを読んでみてください。
妊娠初期にやるべきこと、することをまとめました。じっくり読んでみてくださいね。
妊娠では、妊娠したい人や妊娠初期の人に向けた情報がたくさんあります。参考にしてください。