不育症

不育症

不育症とは

不育症とは、妊娠しても流産などを繰り返して出産まで継続できず子供を持てないことをいいます。一人目は正常に出産して二人目以降が流産などを繰り返す場合は、続発性不育症として分類されます。習慣流産や反復流産よりも広い意味で使われています。

厚生労働省研究班によると、不育症の可能性がある人は年間数万人と推定され、決して珍しいものではありません。

不育症と不妊症には関係があり、不育症と不妊症を持っている人も全体の10~30%いると言われています。現在の晩婚化に伴い、2回以上流産を繰り返す場合に不育症として定義され色々な検査が行われています。

妊娠前・妊娠初期に絶対必要な葉酸

妊娠初期に葉酸を摂取することで、先天性の異常である、「神経管閉鎖障害」のリスクを70%も低減できることが分かっています。

日頃から、十分な量の葉酸を摂取することが大切です。

詳しくは、下記ページで説明しています。読んでみてください。

妊娠初期に絶対必要な葉酸
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赤ちゃんとママの明るい将来のためにも、今すぐ葉酸を摂取するようにしてくださいね。

葉酸サプリの選び方については、失敗しない!葉酸サプリの選び方で解説しています。こちらも併せて読んでみてみてください。

失敗しない!葉酸サプリの選び方
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不育症の原因

不育症の原因

不育症の原因とされるのは、男女共の染色体異常、抗リン脂質抗体、子宮奇形、胎児染色体異常、子宮形態異常、内分泌異常、凝固異常が原因とする考えが主流です。黄体機能不全、糖尿病、甲状腺機能異常も関係していますが原因としてはいまだ究明されていません。また、原因不明も多く全体の半数は原因が分かっていません。

妊娠初期における流産は、赤ちゃんの染色体に異常があるのがほとんどで、両親に染色体異常があるのは少ないとされています。しかし、2・3回と流産を繰り返す場合は異常がある場合もあり検査することをおすすめします。

1回目の流産でも、妊娠10週以降に流産する場合は検査を受ける意義があるとされています。

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不育症の検査

不育症の検査方法

不育症の検査は染色体異常、糖尿病や甲状腺機能をみる検査、血液凝固検査、抗リン脂質抗体測定、子宮卵管造影、ホルモンなど内分泌系の検査などが行われます。

■不育症のスクリーニング検査(かっこ内は保険点数)
●染色体検査
夫婦の染色体検査(G分染法,2,400点)

●子宮形態検査
経膣超音波検査法(530点)子宮卵管造影検査

●免疫学的検査
抗リン脂質抗体 抗 CL・β2GPI複合体抗体(230点)あるいは抗 CL抗体 IgG(250点)IgM(保険未収載)ループスアンチコアグラント(290点)抗 PE抗体 IgG,IgM(保険未収載)抗 PS抗体 IgG,IgM(保険未収載)抗核抗体(75点)

●内分泌学的検査
基礎体温測定 糖尿病検査 空腹時血糖(11点)甲状腺機能検査TSH(120点),FT4(150点)下垂体機能PRL(110点)LH(130点)FSH(130点)黄体機能検査 P4(170点)

不育症と流産

不育症と流産

不育症と診断されるには、以前は3回以上流産する習慣流産の人が対象となっていました。しかし、結婚年齢の高齢化により妊娠のリミットである40歳付近まであまり時間がないため、2回以上流産する場合に不育症の検査をする施設が多いようです。

不育症での流産とは、化学流産(生化学的妊娠)は流産の回数には含みません。赤ちゃんの袋が確認できてからの流産を数えます。

※化学流産(生化学的妊娠)とは?
妊娠検査薬で陽性が出て、赤ちゃんの袋ができる前に流産してしまうことを生化学的妊娠といいます。以前は化学流産と言われていました。

妊娠検査薬の感度が向上して、一般に普及してきたため分かったもので、健康なカップルでも30~40%の確率で化学流産していることが分かってきました。詳しくは化学流産で説明しています。

流産と妊娠年齢

流産と妊娠年齢

流産と妊娠する年齢には密接な関係があります。年齢を重ねるごとに流産する確率が上がっていることが分かっています。

海外での報告になりますが、高齢出産と言われる35歳以上39歳以下の流産率は25%、これが40歳以上となると流産する確率が51%まで増加するという報告もあります。

不育症とうつ

不育症とうつ

流産を繰り返していると精神的なショックもかなり大きなものとなります。精神的な影響も大きくうつのような状態になることも。

日本産婦人科学会によると、不育症患者の17.4%に臨床的に問題となる抑うつ不安障害を認めたという報告もありかなりの頻度でうつ状態になっていることが分かります。

不育症で悩んでいる場合は、家族や周りの人と意識を共有することが大切です。それでもうつ状態が改善されない場合は、担当の医師から精神科へ紹介される場合もあります。

うつを改善する薬は、妊娠を妨げる成分が入っている場合もあり慎重に投薬される薬が検討されます。

不育症と言われても落ち込まないようしましょう。不育症のほとんどは偶発的に流産したに過ぎません。

原因にもよりますが、不育症と診断されても約80%の人が無事に出産まで至っています。希望を持って治療にあたるようにしましょう。ただし、年齢と共に流産する確率も上がってきますので、早めに治療することが大切です。

不育症の症状

不育症の症状は、2回以上流産を繰り返してしまう反復流産や3回以上繰り返す習慣流産があります。こような症状があるなら不育症となります。

厚生労働省研究班によると、不育症になる確率は6%です。これは、調査を行った458人中28人に不育症があるということになります。流産を経験した人は190人で41%の人が流産を経験したと答えています。

不育症になっても、妊娠や出産ができるのか不安になると思いますが、不育症でも適切な診断と治療をうけることによって約80%の人が妊娠できています。

不育症になる原因は様々です。子宮の形態異常や甲状腺異常、抗リン脂質抗体症候群、プロテインS欠乏症、プロテインC欠乏症、第XII因子欠乏症などが原因と考えられています。詳しくは不育症の症状で説明しています。

不育症を克服するには?

不育症を克服するには、カップルで不育症検査を受けて異常がないか確認することが大切です。原因が判明すれば、治療をして次の妊娠に備えるようにしましょう。

不育症は、反復流産や習慣性流産を繰り返す人が対象となります。ですが、妊娠検査薬で陽性になっても胎嚢が確認できない生化学的妊娠は含まれません。

不育症は偶発的に起こるとされて、不育症と言われる約半数のカップルは特に治療を行わなくても妊娠できる確率が高いとされています。2回以上流産した場合は、不育症検査を受けたほうがいいとされます。

不育症の克服の仕方は、カップルで不育症検査を受けて異常がないことを確認したあとも、カウンセリングを受けることで 赤ちゃんを授かる率(生児獲得率)が上がるという研究もあります。詳しくは不育症を克服するには?でまとめています。

全国の不育症対応の病院一覧

全国にある不育症対応の病院一覧です。

不育症対応の病院一覧・北海道・東北・青森・宮城

不育症と漢方

不育症や不妊症の治療に漢方が用いられることがあります。自己免疫異常や原因不明の不育症などが治療対象になることが多いようです。漢方と言っても薬並みの副作用があることがあるので注意が必要です。

不育症とは、受精卵が子宮内膜に着床しても、何らかの原因で妊娠が継続できない状態のことです。2回以上流産を繰り返すと反復流産、3回以上なら習慣性流産となり不育症として治療が行われます。

流産する原因多くは胎児側にあると言われていますが、その中には母胎側に原因があることもあります。流産を繰り返すことがあれば免疫環境のバランスが崩れていることが原因となることもあります。

体に優しいイメージがある漢方ですが、妊婦さんが服用するには注意したほうがいい成分があります。大黄、乾姜、麻黄などの成分は妊娠に影響が出るかもしれないので注意しましょう。詳しくは不育症と漢方で説明しています。

反復流産

妊娠では妊娠から出産までの疑問や対処法をたくさん紹介しています。読んでみてください。

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